術後のボディライン維持  絶対に太らない法則 2005.4.23

一昔前と違い「ぜんぜん痛くないって、本当ですか?」というような初歩的な質問はかなり減ってきました。 「我慢はできるが、それなりに痛い」という正しい知識が普及した証しですので、とてもよいことだと思います。

変わって増えてきたのが術後の相談で、一番多いのが腹部の脂肪吸引についてです。
「吸引したのだけれど、効果が実感できない」というもの。 他にも書いていますが、内臓脂肪がたっぷりとつまった腹部は、脂肪吸引だけではあまり変わらないことがあります。 内臓脂肪が多いと、内側からの圧力が強いために、お腹が段々になりやすい上に、効果が感じにくいのだそうです。

たとえウエストが同じでも、内臓脂肪型の人と、皮下脂肪型の人とでは、術後のビフォーアフターの差が大きくなります。
「80センチの人は、手術で何センチくらい減るのですか?」が愚問なのは、この理由によります。

しかし、内臓脂肪は落とすことが簡単です。 正しい食生活をきちんと続けていれば、いずれはちゃんと減っていきます。

「ちっとも細くならない」とおっしゃる方へ。
お腹に脂肪がついて、それがコンプレックスだったから、高いお金を出して吸引したのですよね?

理由はどうあれ、「今までの摂取カロリーが過剰だったから、脂肪として蓄積された」のです。 ということは、手術後に今までと同じ食事をしていては、ふたたび脂肪がついてきて、再度吸引を考えるはめになってしまいます。
なぜかといいますと、年齢とともに基礎代謝が落ちていくからです。

その体を維持するには、自分の体型を維持できるカロリーを、きちんと知っておかなくてはなりません。
今までどおり食べたければ、落ちた基礎代謝分のカロリーを、運動によって消費せねばなりません。 難しく考えず「今日はこのくらいまで」の食事量で、体重が増えなければそれでよいのです。 ときどき体重計にさえ乗っていればわかる、簡単なカロリー計算ですね。

氾濫するダイエット食品も、それを食べているうちは効果があるでしょうが、やめたとたんに元にもどるのはみなさん体験済みですよね?
つまり、自分が口に入れているカロリーが、自分の必要とするカロリーよりも多い、という一番大事なことに早く気がつかないと、いつまでも「今度こそは」と期間限定のダイエットにお金を投資し続けることになってしまうのです。

そして、日々3度の食事のとき以外は、口を動かさないようにする心がけ。
お腹が空いたら「ちょこっとだけつまもう」ではなく「もっとおいしいご飯のために我慢しよう♪」です。 人の体はよくできているもので、少し減らした食事の量にも時間をかけて慣れていきます。
俗に言う「胃が小さくなる」です。(実際には大きさは変わらないそうです)

ずーっと水だけ飲んで太る人は、絶対にいません。 いるとしたら、お尻から根が生えていて、土から養分の取れる人です(笑)

「取り残しがあるんです」 「食べてなくても太るんです」「脳が、体重を一定にしようとする信号を出すらしく・・」「脂肪を吸引したら、他の脂肪があわてて脂肪を貯めようとするという説が・・」などとあらゆる言い訳を総動員する前に、自分が摂取しているカロリーについて真剣に考えなくてはいけません。

10年ちょっと前、ストレスから体重が10キロ以上増えた私は、ダイエット食品にも健康器具にもかなりの投資をしてきました。
車一台買えるくらいは使ったと思いますが、結局、全部無駄でした。

生活が安定してから、脂肪吸引によって外科的に脂肪を減らしたら、外見的なコンプレックスがなくなったことによって精神的なストレスが軽減し、”寂し食い”(理由はないが、口が寂しいと何かを食べてしまう)がなくなりました。
日々3度の食事も、若いときと同じ量では太ることに気がつきました。
そうしたら、高いダイエット食品も買わずに済み、食事代が安くなり、胃薬を飲むこともなくなり、苦し紛れの言い訳を探さずに済むようになったのです。

デブ出身の私の高い代償と、長い時間をかけて導き出した「絶対に太らない法則」です。

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