ディスカバリーチャンネル マイアミ美容形成外科 2005.6.7
前回もご紹介したディスカバリーチャンネル、マイアミ美容形成外科シリーズ第二弾はブランド戦略/耳整形です。
「私たちは金の亡者ではない。しかし、患者の満足が得られなければ、それは成功とはいえない」
マイアミ美容外科受付。
多くのスタッフがてんてこ舞いしている。
ナレーション:手術の予約だけで100件、4ヶ月先まで予約で一杯です」
ドクター「忙しいが、やりがいのある仕事です」
ハーマン先生のもとに、豊胸を希望する女性患者が診察に訪れた。
「ハリを戻して、大きさをそろえたいの。夫と歩くときにも、ブラジャーなしでたれないようになりたい」
ドクター、やや困ったという感じで
「大きさを変えずに持ち上げるのはバストアップ。キミが希望しているのはインプラントだ」
ナレーション:美しさの概念は、人それぞれです。
ドクター「奇跡を期待しているかい? キミのバストは、美しいし、形もよい。
正直言えば、何もしないほうが良い。だから、よくよく考えて。
私としてはすすめない、このままのほうがいい。
患者さんの喜びが私の喜びだが、本音としてはおすすめない」
患者「まさか、断られるなんて・・ 魔法を使ってよ!」
医師「残念だが、今日は使えないよ」
ナレーション:お金のために、オペするわけにはいきません。
患者の多くは、忠告を無視して他の美容外科で手術を受けて、ひどい傷をうけてまた戻ってきます。
「こんなはずじゃなかった」と、ね。
頻繁にシーンが切り替わるので、人物ごとにまとめました。
13歳の男性患者・スティーブン。
生まれつき耳が大きく、5歳のころからいじめられている。
父「何度も学校でいじめを受けていることを告白された」
昨年、耳を整形したいと本人が言い出し、新しい学年にはいるタイミングにあわせ手術したのだが、二週間後に左右の耳の形が違うことに気がついた。
母「ドクターは、時間がたてば治るといいましたが、そのままでした。
下手な医師を選んだことを、息子に申し訳なく思います」
スティーブン
「僕が怖いのはまた失敗すること。またあんな思いをしたくない」
両親「耳へのコンプレックスから、すっかり内気になってしまった。
手術を受けることによって、明るくなって欲しい。自分自身を取り戻して欲しい」
ナレーション:「子供の手術は、子供と親の不安を取り除かねばなりません」
母「一度めの手術の後、耳が徐々に広がったんです」
ドクター、スティーブンに向き直って
「いいかい、これはキミの問題だ。だから、君自身がいわなければダメだ。
自分の耳についてどう思うか、述べてごらん」
ナレーション:今回の手術は、耳を目立たなくすることが目的です。
父「息子が再手術をのぞんだのは、いじめがつらいからでしょう」
手術室へ入る準備。点滴を入れるシーンで、ドクター
「キミのためだけに、特別早くやるからね。3、2.、1!」
父「息子は、昨年の夏にひき続き、今年の夏も耳の手術と治療に専念します」
母「子供の手術にたいして、親は無力です。成功を祈ることしかできません。
前回のことがありますので、特に・・」
麻酔でうめき声を出すスティーブン。
ドクター「麻酔の副作用でしょう。麻酔は記憶をなくさせる効果も期待できます。
手術は誰しも怖いものです。過去にトラウマのある子供ならなおさらです」
ドクター「ここは無菌室ではありませんが・・」といいながら、彼が大事に抱いている熊の縫いぐるみの耳の裏側を手術用の糸で縫いつけてみせる。
そしてその熊を彼のベッドの横に置き、ナースが血圧計や酸素濃度測定器までつけてみせる。
手術シーン。
「耳の軟組織を削って、隙間を作ります。
前回、誤った手術を受けているために、手術は困難を極めます。
人口軟耳を使って引っ張ってありますが、不十分です。
耳の上部を折り込んで、組織を切除して、形を整えました」
母「手術を受けるときに、息子に『大丈夫よ、信じて』といったら、『イヤだ』といわれました。
手術はこれが最後にしたいです」
ナレーション:いじめがなくなって、初めて手術は成功です。
スティーブンのビフォーアフターの映像が並んで流れる。
耳は髪の毛に隠れる程度になり、すっかり目立たなくなった。
母「息子は手術の結果を知りたがっていました。失敗を恐れていました。
今はほっとしているようです」
ドクターが母に
「昨日電話したときに『誰?』と聞かれたので『キミが3番目に好きな人だよ』といったらわかってくれたよ。熊の耳は元に戻すかい?」
首をふるスティーブン。
スティーブン「耳を見たとき、もういじめられないと思いました。耳が目立たなくなって、ほっとしました」
父「手術の最大の効果は、スティーブンに笑顔が戻り、性格も明るくなったことです」
母「息子の信頼を取り戻すことができました」
スティーブン「今は、外で思いっきり遊べます。とても楽しいです。いじめの心配もありません」
降鼻術を希望する女性患者、ランディ。
「自分の鼻の形がずっと嫌いだった。
落ち込んでいる気分のときは、鏡をみてさらに落ち込むことがある」
60数万円という費用を聞いてとても驚いたが、長年のコンプレックスと決別すべく、手術を決意。
いよいよ手術室へ入る準備。点滴の針をさすシーンでなかなかハリが入らず
「二度目に針を刺されたときは、精神的にパニックになりそうでした」
豊満な姉が「妹は小さいころから注射が大嫌いでした。とても心配です」
極度に患者が緊張していることから、全身麻酔での手術となる。
ランディ
「人生が変わる気がします。中身は私のままですが、もっと自信が持てる気がします」
手術シーン。
ウルフ医師
「鼻が大きく、鼻中隔が曲がっています。幅を狭めて、持ち上げて・・
鼻の手術は、乱暴に見えるかも知れません。
骨を削るときが一番緊張します。人間の顔の中心を削るわけですから」
小さなノミで、カンカン!と骨を削るドクター。
「よし、いい音だ」
ギプスをつけて手術は終了となった。
「ランディ! 主治医のウルフだ。終わったよ、目を開けて」
三日目の検診。
ナレーション:彼女の場合、瞳がとても美しいので、鼻がまっすぐになればとても美人になるでしょう。
ウルフ医師がギプスをはずす。
彼女の目の周りには内出血が降りて、まるで二重の手術後のように真っ青になっている。
「いいですね、形も自然でまっすぐだ。腫れがひけばこのくらいにはなるでしょう」と、鼻の皮を引っ張る。
「雰囲気が変わったといわれますが、手術したことは気づかれません。
今一ヶ月目ですが、非常に満足しています」 満面の笑顔で語るランディ。
ドクターは、「瞳が映える、キレイだ、ステキだ。数ヵ月後には見違えるだろう」と褒めちぎり。
ランディ語り:父に借りた手術費用のことは忘れていません。
お金を返すために、ステーキハウスで、週5日以上バイトしています。
以前より自分に自信が持てるようになりました。お洒落も、メイクも楽しんでいます。
続いて豊胸を受ける、女性患者アナ。
3人の子供の母親で、バリバリの働き手。
「自分のバストが嫌いでした。
いままでは子供に尽くしてきたので、これからは自分へのご褒美として豊胸を受けます」
インタビュアー:「手術が終わったら?」
アナ「見せびらかしますよ」
彼女は、友人のシシーが豊胸を受けたときに、手術につきそった。
そこで、彼女の劇的な変身を見て決心した。
ドクター「ご希望のサイズは?」
アナ「Bカップです」
ドクター「通常は希望よりも、少し大き目を勧めています。でもあなたの場合、B〜Cくらいがいいでしょう」
ナレーション:理想的な大きさというものがあります。
患者がDカップを望んでも、それが不自然な場合はすすめません。
服に、サイズの違うインプラントをはさんで大きさを見るアナ。
鏡の前で微笑んでいる。
切り替わって友人のシシーとショッピング。
アナ「彼女の豊胸後の、初の買い物にもつきあったんです」
二人で買い物しながら、
アナ「胸のない人に目が行くの。つい、行ってしまうのよ。豊胸して、形が悪くなったらどうしましょう・・」
シシー「大丈夫よ」
アナの語り:体型に合わなかったり、太って見えるのが心配。
手術後に線が出たりして、いかにも作り物に見えるようならば、今のままでいい。
実際、今の胸に不満はないのです。
いよいよ手術当日。
ドクター「アナの胸はもともと美しいので、オペは難しくありません。
左右不ぞろいだと大変です。より高度な技術が要求されます」
友人「彼女は、昨日からずっと緊張していました」
ドクター「それでは手術後にお会いしましょう」
ドクター語り:アナの場合、脇の下を切開します。指で切り口を胸筋までひろげ、内視鏡で見ながらすすめます。
筋肉の先に脂肪層があります。
300ccのインプラントを入れます。インプラントは、25〜30cc単位で大きさが変わります。
30ccはショットグラスの大きさです」
(生理食塩水のバッグ)二つ折りにしてロール状にし、インプラントを挿入して膨らませ、フィルターをはずして縫合します。
ここで患者の体をベッドごと起こしてバランスを見る。
チェックして手術終了。
術後のアナ、車椅子に乗って震えているところに親友・シシー。
「ちょっとだけ見せて。まあ、キレイよ」
アナは麻酔の切れからくる不快感と、寒気と戦っており、それどころではない様子。
・・アナのバストのビフォーアフター映像が並ぶ。
術後検診で、ドクターは「これほど回復が早いのは珍しい、脅威の回復力だ!」
ここで前あきの彼女のブラを取り
「オーマイガッ! 本当に驚くほどキレイだ」
そこで彼女「私はまだ見ていないの」と、鏡に歩み寄り、術後のバストと初の対面。
「ワオ! ステキ! 信じられない!」
二人で再び買い物のシーン。
アナの語り:買い物は昔から好きですが、今日は特にたくさん買いました。
先日の店にもどり、今度はサイズを気にせずに服を選びました。
アナ「太っていないのに、SからMだわ」
アナ語り:気分が落ち込んでいるときは、あえて露出の多い服を着るようにしています。
この胸もいつかは下がるでしょうけれど、形はキレイだと思います」
アナ:ショッピングシーンに戻る。
鏡の前で大きなバストをじっくり見ながら
「お尻がいまいちね。どうしよう! 大出費だわ!あなたよりも買っているわ!」
シシー「生きているうちに使わなくちゃ!」
アナ語り:豊胸は、自分へのご褒美でした。良い経験でした。
結果には大満足しています。
マイアミ美容外科のドクターは3人連れ立って、マイケルの強引なサプライズプレゼントに付き合わされた。
マイケルいわく、誕生日祝いと、共同経営5年目のお祝いだとのこと。
ヘリでマイアミ上空を飛行し、リムジンに乗り込むと、マイケルはウルフを指し
「5年前、キミは『ヘリで球場に行くのは大物の証しだ。でも、僕らには無理だ』といった。
つまり、俺たちはついに大物の仲間入りをしたんだ」
マイケルは内緒で、ヘリでの野球観戦の準備をしてくれていたのだ。
最新の若返りを自らの顔に施している3人の美容外科医は、つやつやと輝いた顔で周りよりも際立っている。
「最高でした。しかも、マリーンズが勝ったんです」
(メモを取りながら見たので、内容的にすこし前後する場面もあるかと思います)
感想:最初の豊胸希望の患者さんは、すでに豊かなバストを持っていた上に、豊胸だけで得られない効果まで期待していた点で、ドクターも「正直勧めない」と断ったのでしょう。形はある程度バッグの位置で修正できるとしても、インプラントだけでこの患者さんのすべての欲求を満たす結果を出すことは不可能だからです。
立ち耳を治したスティーブンについて。
まだ13歳という年齢なのですが、「君自身の問題だ」と、ドクターが一人前の大人扱いをしてカウンセリングしている点で、「アメリカだなあ」と思いました。
この耳を目立たなくさせればいじめは消えるか?といったら、それはやってみないとわからないのですが、本人のコンプレックスが取り除かれ、明るく堂々とするようになれば、結果としていじめがなくなるかもしれません。
最後に、インタビューに応じる彼の姿は堂々としていて、数歳大人びて見えました。
鼻のランディについて・・鼻を削って低くする患者さんは、アメリカではとても多いのだそうです。
ノミで骨を削る手術シーンは結構ショッキングなのですが、インプラントと違い、ギプスで長期固定することもありませんので、術後の経過は楽なようです。
父親から借りた60数万円を、アルバイトで一生懸命返しているとのことですが、その顔は喜びに満ちていました。
豊胸のアナ。
日本人的感覚からすれば、Bカップの彼女の胸は少しも小さくないのです。
彼女がとても気にするのは、肌を露出した服をある程度の年齢になっても着るというお国柄、ということもあるでしょうね。
ドレスアップした時にも、迫力のあるバストが、派手なドレスに映えるのでしょう。
先に豊胸した友人・シシーのバストの大きさを見ても、日本よりずっと大きなバストに対する憧れが強いのがわかります。
シシー、普通にGカップかHカップなのでは? いったい何ccのバッグが入っているんでしょうか^^;
私個人的には、「メスで削れるコンプレックスなら削ってもいい」と考えています。
年頃の女性の顔の大きなほくろなども、気にして鏡ばかり見てため息をつくようなら、削ったほうが良いと思うのです。
ほくろについて考える時間や、メイクで隠す時間を、他の楽しいことに使えるようになり、性格も明るくなるのなら、それはほくろとともに彼女のコンプレックスも削り取ったことになります。
豊胸については、バッグの説明と、ダウンタイムのつらさが省略されたのがちょっと残念!
生理食塩水のバッグのみしか認めていないアメリカですから、内容物についての説明を省くとしても、せめて「痛いし、つらい」部分を公開して欲しかったですね。
この番組だけ見ていては、豊胸はとても簡単で、痛くないもののように見えてしまいます。
また、手術中の意識が全くなく、患者さんにバッグを入れたシーンを見せないところから判断すると、全身麻酔だったのかもしれません。
術後、ものすごく気分が悪そうでしたしね。
バストが見事になってからの彼女の「お尻がいまいちだわ」には思わず笑ってしまいました。
彼女も、パンドラの箱を開けてしまったのですね。
初診料がかかる点は多くの日本の美容外科と違いましたが、首の脂肪吸引(30数万円)や降鼻術の代金は日本の平均的価格とそんなにかわらないようでした。
次回も楽しみです!
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