ディスカバリーチャンネル マイアミ美容形成外科  2005.6.21放送分

祈る人々/ママの友達

マイアミ美容外科のスタッフ
「みな、家族のようです。」
「これ、先生へのプレゼントなんですが」
ハーマンが箱を開けると、"世界一の名医さんへ"と書かれた巨大な板チョコが入っている。
「脂肪吸引が必要になるよ」 ハーマン。

ウルフ「お礼のお菓子が届いても、全部ハゲワシ(スタッフ)たちに食べられる。僕には礼状と、かけらしか残らない。」
ハーマン「まだマシだよ。僕はかけらさえもらえない」


テイラー・レナード 9歳  耳の形成 担当・ハーマン 
「僕が手術を受けるのは、からかわれるからなんだ。
"デカ耳" "ダンボ""像""サル"と呼ばれる。手術が楽しみだよ。
手術すれば馬鹿にされないと思う。」

ハーマン・子供への手術は思いいれも強くなります。結果が一生ついてまわりますから、影響の大きさを考えると責任重大です。

手術準備室にて家族を交え、テイラーと雑談。「週末はどこへいった?」

ハーマン・彼の耳の形の悪さは、10段階の11です。あれほどひどい立ち耳の子はめったに見ません。
二つの処置をします。耳の、この部分(一番大きい部分)を寝かせて、上の部分を後ろに引っ張ります。
たち耳を修正する手術は、就学前に行うのが理想です。いじめが始まる前にね。

テイラー「泣きたくなることや、頭にくることもあるけど、家ではだまってるんだ。僕がからかわれると友達が味方になってくれる。」

友人「パラボラアンテナとかいわれて、本当にかわいそう」

兄「テイラーは、本当は傷つきやすいんだ。ケンカをしたときは、僕も"ダンボ"といっちゃう」

母「同級生に馬鹿にされればもちろん傷つきます。息子の涙を見ると胸が痛みます。」

テイラー「僕は、ハードロッキンなんだ。つまり、何でもハードコアにやるってこと。」

テイラー・手術で耳を下げて、骨を後ろにくっつけるんだ。それでもからかうヤツはぶん殴ってやる」

ハーマン・テイラーの手術で難しいのは、耳を正常な位置に修正し、なおかつ自然に見えるようにするということです。

テイラー(手術準備室で)
(飲まされた)薬がまずい。このガウンもダサい。手術したら、しばらく遊べないのがイヤだな。先生はクールだけど、ハードロッキンって感じじゃない。

ハーマン・最大の心配は、手術後にじっとしていられるかどうかです。暴れて頭を打ったりして、耳を傷つけないか心配です。テイラーのたち耳の手術は難しいケースです。平均的な患者よりも耳が大きく立っていて、この手術を受ける理想の年齢も超えています。

母「子供の手術は初めてじゃないのに、今回は本当につらくて・・息子の前では涙をこらえました。息子も不安なはずです。ませて見えても、まだ9歳の子供ですから」
父「麻酔をかけるのですから心配です。思いもよらぬ麻酔事故の話はよく聞きますからね」

ハーマン(手術前に)
「こんなに突き出た耳は初めて見たよ。」

ハーマン・手術の説明をします。耳の裏側の皮膚の一部を、軟骨からはがします。新しい折り目をつけて、軟骨を縫合し、さらに耳を頭蓋骨に近づけるように縫合します。耳を正しい位置に修正できたら、切開部を閉じます。

ハーマン、おどけて
"私には夢があります。すべての耳が平等に作られ、すべての胸がCカップとなる夢が"
耳の軟骨は年齢を重ねるほど硬く、砕けやすくなるので、手術が困難になります。テイラーの手術では、器具を使って軟骨をやわらかくしました。曲げやすくするためです。

手術終了。

ハーマン
「私が患者の人生を変えた、などとは思いません。ただ、うれしく思うだけです。患者が勇気をもって手術に挑み、私を信頼してくれたことをね。
身体的な特徴のことで、一生苦しむのはあまりにつらいことです。
手術三日後のテイラーがあんなに元気なのは、耳のことを考えないようにするためかもしれません。

テイラー・ハードロッキンな手術だったよ。起きたら、すごく痛かった。外で思い切り遊べないのはつまらないよ。部屋でテレビゲームなんて、すごく退屈さ。

母「想像以上の痛みだったようです。でも、痛さを教えてあげることはできません。
新しい耳はまだ見慣れません。腫れも残っていますが、広がってはいません。
外で遊べなくてイライラしているので、早く良くなって欲しいです」

テイラーのビフォーアフター画像。
一ヶ月後。
テイラー・鏡で自分の顔を見ると、普通の人の耳みたいだよ。もう、学校で馬鹿にされないからうれしいな。手術の後、家で寝ているときはすごく退屈だった。
耳の手術を受けて、もっとハードロッキンになったよ。


マイケル
「人は美を尊び、すべてのものに美を追求する生き物です。建築 車 仲間 自分の子供にも美を求めます。」

ミッキー・モス 41歳 腹部の脂肪吸引と形成 担当・マイケル
大きくおなかの出た女性の水着姿のカットイン。
「シャツを中にいれられません。(下腹部をつまんで)
このせいです。ある日、薬局の店員に"妊娠おめでとう"といわれ、恥ずかしい思いをしました。」

私はミッキー・モス 41歳。マイアミ在住の主婦です。
17年前にヒューと結婚しました。昔よりだいぶ太りましたが、夫の愛は変わりません。
息子マイケルは15歳、娘のミシェルは11歳です。
手術のことは数年前から考えていました。
そしてもう一度、美しくなろうと決心したんです。夫は何でも理解してくれます。

ミッキーの友人が夫へ
「また、奥さんのビキニ姿が見られるかもね」

夫・妻の容姿に不満はありませんが、妻の不満は聞き飽きました。
だから手術に賛成したんです。"僕も手術に立会い、費用も出す"と。

ミッキー・夫は"いい女になるのか?"とからかいます。
夫も体型を気にし始めました。夫も若いころに比べたら太りましたから、僕も運動しなきゃ、といっています。

マイケル・ミッキーが、ご主人とともに手術の説明を聞きに来ました。
マイケル
「前に突き出ているおなかを、平らにして引き締めます。
たるんだ皮膚を引き締め、下腹部全体の余分な皮膚と脂肪を切除します。
見た目は妊婦です。手術が唯一の解決法です。」

ミッキーの腹部の問題は、妊娠で腹壁が緩んだことが原因です。毎日、腹筋運動をやったとしても効果はないでしょう。

ミッキー「また妊娠したとしたらどうなるの?」
マイケル「たとえ妊娠したとしても、影響はないですよ」

ミッキーは不安そうでしたが、手術を理解して少し安心したようです。

ミッキー・一番怖いのは、麻酔から覚めないことです。私は若いころ、それなりに悪さもしたほうです。この手術を受けることで、もう一度やり直せるような気がしているんです。
昨夜は二時半まで眠れませんでした。気分が悪いです。キャンセルしようと思ったほど不安です。

マイケル・ミッキーはとても緊張していました。

「麻酔から覚めたときに、痛みを感じるかもしれません。吐き気をとめる薬を投与すれば、だいぶ楽になりますよ」

マイケル・ご主人や子供たち、義理のお母さんからも質問され、大変でした。みな、ベッドのまわりからどういうわけか離れようとしないんですよ。手術室へ急いだのは、そうすればご家族が落ち着くと思ったからです。

手術開始。
最初にヒップの脂肪吸引を行い、次に腹部を形成しました。腹部形成は下腹部の皮膚と脂肪を切除し、残りの筋肉を引き上げ、筋肉層を引き締め、」上腹部の皮膚を引き下げて縫合します。
「彼女の産後のたるみは、5キロ痩せてもとれないだろう。」

ミッキーの腹壁の筋肉層は妊娠で緩み、組織が弱くなっていたのが原因でした。かなり、ひどいケースです。今回の手術で難しかったのは、緩んでいた腹壁の組織を、縫合しやすいように適度に引き締めることでした。
筋肉を引き締めたので、痛みを感じるでしょう。帝王切開の時よりも痛むと思います。

手術が終わり、娘に顔のかゆいところをかいてもらうミッキー。

マイケル・痛みのレベルについて、ある程度の予測はできますが、痛みには個人差があります。

ミッキー・二度、帝王切開しましたが、今回の痛みはその10倍です。マイケル先生は痛みについて"痛みというよりは不快感がある"といいました。半端じゃなく痛かったわ。

5日目・ミッキー
「こんな痛い手術は二度と受けないわ。しかも体重が増えたみたい。ちゃんと取ったのかしら? 痛くて笑うこともできないわ。」

マイケルの往診。
ミッキー
「夫も私も惨めよ。手術を後悔したわ。家事を夫と子供にまかせたら、三日でめちゃくちゃ。私なしではなにもできないから、結局口を出しました」

夫「"ああしろ、こうしろ"って文句ばかり。僕と子供たちは一生懸命やったつもりですがね」

マイケル
「土曜日の夜、ご主人から電話がありました。"呼吸困難だ"と。医師にとっては、深刻に懸念すべき事態です。不安から呼吸ができなくなったのでしょう。ミッキーは痛みを訴えていますが、順調に回復しています。口で言うほど悪い状態ではなく、何も問題ありません。

ビフォーアフターの画像がならぶ。

ミッキー・手術は大成功でした。体調は万全ではないですが、すべて順調です。
3週間後、かなり回復したミッキー。スカートの上部に、まだ生々しい傷跡が見える。

ミッキー・まだ、腫れや痛みがあります。これだけおなかが平らになったんです。手術は大成功といえるでしょう。おなかが小さくなったら、胸が大きく見えてうれしいです。得した気分です」

ハーマン・まるで別人のように魅力的になりました。


エドナ フェイスリフト 担当・ウルフ
ウルフ
「身近な女性たちは、みな強くて美しい。私の母も、その一人です。母が来ると、にぎやかですよ」


「45歳に見えると友達に言われたわ。美容整形はやっていません。手術はイヤなの。」

ウルフ・母はもうすぐ68歳になります。数年前にボトックス注射を始めました。母は手術を望んでいません。実際注射だけで、十分な効果が出ています

母・"ボトックスの女王"です。

母は変わり者です。十分に個性的で、アバンギャルドです。
マニキュアの色は指ごとに違うし、かわいい靴下を履きます。
ボキャブラリーも豊富です。ここで、母親の発言にピー が入る。

エレン(ウルフのコーディネーター)
「お母様とは長年のお付き合いです。歯に衣着せぬ物言いが、彼女の魅力なんです。

ウルフ・今日は母の友人、エドナがフェイスリフトの相談に来ます。
患者のエドナは、私のことを赤ん坊のころから知っています。私は5〜6年前にも、エドナの目を整形しました。
母「息子が私の友人を手術するたびに口を出してしまいます。」

ウルフ
「(思いっきり釣り上げて)こんなふうには引き上げませんよ。不自然ですからね。 ご質問は?」

ちらと母ジュディを見るエドナ・
母「私はボトックスだけでいいわ」

ウルフ・母のジュディは強い人ですが、手術だけは怖いようです。特に、友人の手術となると、心配でたまらない様子です。
エドナに「母には術後の顔を見せないでください。僕に電話がきて困りますから。しかも一時間ごとにね。」

術後の友人を見ると、必ず僕に聞くんです。"ずっと、このままなの?"って。

母「友人の顔が腫れていると、心配でたまらないんです。それで息子に電話をすると、"頼むから落ち着いて"といわれます。」

〜手術準備室にて
母「執刀医の母として、完璧な手術を期待します。」

ウルフ「(エドナは)ほおやあごの皮膚はあまりたるんでいないので、小さな切開ですみます。あごは脂肪吸引します。」

最初にあごの下の脂肪を吸引しました。余分な皮膚も切除します。皮膚と筋肉を引き上げ・・
引き締めます。

〜手術終了
ウルフ「全身麻酔だったのに、切れがいい。せきもしなかった」
ハーマン「僕はもともと全身麻酔派だよ」
ウルフ・エドナの手術は役3時間でした。母に報告するのが待ちきれませんでしたよ。数時間のストレスは、母にとって危険です。

「手術は成功です。皮膚を、約10センチ切りました。しばらく安静に」

ウルフ・一日に一回は電話しないと、催促の電話が来ます。


エドナの術後検診。
ビフォーアフター画像が並ぶ。
「ワ〜ォ。すごいわ」 鏡を見てうっとりするエドナ。
ウルフ
「耳のこの腫れもすぐに引きます。首は僕よりも若く見えますよ。」

術後の往診。
「少し腫れているけど、経過は良好です。」
ウルフ母
「私も、このあごのたるみを取りたいわ。あごの下なら、縫製跡も目立たないわ」

ウルフ「縫製跡? カーペットや服みたいだな。」

あれだけ手術を嫌がっていた母が、急に興味を持ち始めました。
「エレン、スケジュールは空いてるかな?」


ダフナ 鼻の形成 あごの脂肪吸引 担当・ウルフ

私はダフナ。鼻の手術を受けます。鼻筋をまっすぐにして、あごもすっきりさせます。あごの下の余分な皮膚を取りたいんです。横顔の写真を撮られるのはキライです。でも、一番大切なのは、容姿ではなく神への信仰です。
手術で人生は変わりません。神がすでに変えてくれました。

ダフナ母 「ダフナは整形手術を受けることを気にしていたわ。」

ダフナ・仲間の祈りが必要です。

母「この手術を通して、神の栄光をたたえ、神に光をもたらしたい、とも(娘が)いっていたわ」

ダフナ・今までの罪を悔い改め、神の許しを求めました。2002年11月4日にレストランで、持ち帰りのチキンを持ちながらね。

毎週水曜日は聖書の会です。私の手術の前は、みなで祈ってくれます。

母「主よ、今このときダフナを抱きしめ、慰め、力づけてあげてください。」
ダフナ「早期回復し、痛みにも耐えられますように。アーメン」

ウルフとカウンセリング。
ウルフ「鼻の手術が希望だね。それとあごも。
顎の下を少し切開して、顎全体の脂肪を吸引する。
鼻が少し曲がっているね、それをまっすぐにしよう」

脂肪吸引することで、シャープで上品な顔立ちになります。
斜鼻の修正は、最も難しい手術のひとつです。1ミリのずれが、何十倍にも見えかねません。

「ここの隆起を取り除いて、鼻先を少し上に向けよう。表情が上品になるよ」

ダフナ・一番の不安は、顔にメスをいれることです。鼻を整形した結果、別人のようになるのは困ります。

〜手術三日前
祈る友人たち・どうかダフナに力をおあたえください。そしてお守りください。ウルフ先生にもお力を・・

ウルフ・ありがたいですね。患者の家族は手術の成功を祈るものです。今回はグループで祈っているだけのことです。
ダフナは手術当日、とても緊張していました。そこで、全身麻酔を行うことに決めました。

ウルフ・鼻の整形は、豊富な執刀経験がなければ細部に目が届きません。

輪になって祈るダフナの友人たち・私たちの大事なダフナを、感染症や事故からお守りください。

手術開始。

ウルフ・顎と首の脂肪を吸引します。脂肪を吸引して傷ついた組織は、やがて収縮します。
(あごの下の傷は3〜4センチくらいある)

ウルフ
「次は鼻だ。
鼻整形の人が減るかもしれない。(これからやることは)良い子はまねするな!
カンカン! カンカン! いい音だ いいね、美しい音色だ。美しい音楽だ」

鼻を削るときは注意が必要です。
1つは音です。叩いた音で正確な位置がわかります。組織の損傷を抑えるために、正確な位置を削ります。

終わりました。最後はギプスだ。

ギプスで固定されたダフナ。
ウルフ、待合室の友人たちに挨拶。
「ダフナは頑張りました。手術は予定通りに進むとは限りませんが、今回は大成功です。結果を見るのが楽しみです」

ダフナ・手術後すぐに、友達に横顔の写真を撮ってもらいました。

ウルフ
「ダフナのあごの下の脂肪と、余分な皮膚を切除しました。その分、皮膚の収縮が早まります。
「3〜4ヵ月後にはもっとよくなるよ。ギプスを取ってみよう」

ダフナ「とてもキレイな鼻になりました。まっすぐです。二重あごも解消しました。神がウルフ先生の下に導いてくれたおかげです。」


テイラー。子供の立ち耳の手術、これで二件目ですね。人種的に立ち耳が多いのか? それとも、東洋人はあまり立ち耳を気にしないのか? 私たちの周りではあまり聞かない手術ですね。(最近は立ち耳めがねという商品もあるようです)

ミッキー。かなり痛みの強い手術のようです。彼女の心配もわかる気がします。ドクター、もう少し事前に痛みについても詳しく説明してあげたほうが良かったんでは?
腹部に大きな横一文字の傷が残ったようですが、劇的にウエストは細くなりましたし、彼女も最終的には満足そうです。

エドナ。何よりも「ウルフのお母さんがそっくりなこと」に爆笑しました(笑)
おとなしい彼女の変わりに、おしゃべり母さんがしゃべるしゃべる。ボトックスの鬼で、68歳でもシワがほとんどないのが不思議です。
肝心のエドナのフェイスリフトはきれいに仕上がり、母親もその気になってきたのがほほえましく移りました。
自分の息子の執刀なら、麻酔もよ〜く効きそうです。

ダフナ・神様が頻繁に出てくる時点で、ちょっと引きました^^;
もともと鼻の高い人が多いアメリカでは、鼻を低く、まっすぐにという手術の需要が極めて高いようでした。
あごの脂肪吸引の傷が、3〜4センチなのにはびっくり! アメリカでは、傷の大きさはあまり問わないのかな?
自分のあごの傷が数ミリなので、思わず比較してしまいました。

毎回思うんですが、患者もナースさんもスタッフも、常にジョークを飛ばし、キスやハグを交わし、きわめて親密的に手術が行われます。
(管理人の手術の立会いだと毎回そんな感じなんですが・・) 
家族がそばにいて、リラックスして受けられる状況というのはアメリカ的ですが、うらやましくもありました。日本もいずれはそうなるといいですね。

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