2011.12.28 年末のご挨拶 来年度も”ネットの良心”とともに 

当サイトを見ていただきましてありがとうございます、いつもと少し違う長めの年末のご挨拶です。
1月末に10年生活を共にした同居人を看取り、単身牧場生活も落ち着いてきました。
去年はひどかった心因性の抜毛症もなくなりまして、少し白髪が増えましたが元気に竹を切っています。
こうなれたのも、ひとえに当サイトにかかわってくださった皆様のおかげです。

もともとわくゴーは自分の好奇心だけで始めたサイトで、
「脂肪吸引がメジャーになり、読み手の皆さんが自由に情報を発信できるようになったら、そこで引退しよう」
と考えていましたね。
術後はそれなりに痛いことや、思い通りにはならないことが皆さんの中で
「ごく普通のこと」になれば、「こういうものです」と説明する書き手の需要はなくなります。
もともとそういう仕事をしてきましたので「長くて5年くらいだろう」と予想していました。
それが丁度千葉へ移住した2007年です。

スキンヘッドの爆笑体験レポートなども書いていますけれど、これも
「頭を丸めて心機一転、新天地へ切り込む」私なりの決意の表れでした。
ところで個人的にスキンヘッドは人生一度でいいです。
あのあと帽子をかぶりつつ、そろえながら伸ばすのが大変でした・・(´Д⊂)

2007年の夏。
予想した5年を目過ぎても取材要請やメールは途切れることがなく、うれしい形で私の予想は外れました。
「あれ?」という感じです。

施術を無理に勧めず、楽しんでいる人の記録をみなで豊かに共有する。
「自分も他の方のレポートにお世話になった。今度は自分の経験がどなたかの役に立てれば。そして記録が残せれば」
わくゴーはそういった、無理のない”ネットの良心”で支えられてきました。
取材も、ドクターと読者様の間でOKが成立しましたらできる限りお伺いさせていただいています。
今後も3者に無理のない範囲で、ゆっくり細々と続けていけそうです。

美容整形ではコンプレックスを少しでも少なくすることを目的とし、高いお金を払って痛い思いをすることになります。
今だに「まったく痛くない」をうたい文句にする広告もあるそうですが、そんなことはありません(´Д`)y-~
お顔の手術に関しては「安心して腫れていらっしゃい!」と応援しています。

気になるところの形を変えてくださるのはドクターで、体を治すのは薬と休養。
そして活字には、人の心を幸せにする力があります。
どなたかの良心から生み出された活字=目から入る栄養は、直接自分の心まで届くものです。

何年も前に体験談を送ってくださった方、あるいは初期のレポートに登場してくださった方から今でも時折メールが送られてきます。
相談に乗った時の重くて長いメールと違い、明るくからっとした短いメールです。
細くなった現状が簡単に書かれており、服やブーツを選べる喜びがつづられ、
「次は何をしようかな」という感じに結んであると「女の欲は底なしだ」と笑ってしまいます。
公開はしておりませんが、これも目から入る活字の栄養で、牧場仕事で疲れた重たい体が、一瞬で軽くなります。


以前読者の方から送っていただいた重いメールを思い出していると、ふとこんなイメージが浮かびました。
積荷を満載した帆船が、帆をたたんでイカリを引きずりながら暗い嵐の海を進んでいる光景です。
活字で書くと伝わりにくいのですが・・

●重たい荷=コンプレックス・・細いほうが美しいという美的感覚に基づいて、多すぎると自分なりに判断している皮下脂肪や体重。
●帆=心が元気な時は広げられるはずの、大きな推進力
●船=骨格や筋肉など、変えられない自分の基本形
●暗い嵐の海=いつ晴れるとも思えない、憂鬱な悩みの中の毎日
●イカリ=前に進もうという力を押しとどめる、過去の嫌な記憶

脂肪吸引が少しだけ変化させてくれるのは、一番目の重い荷の中の、皮下脂肪だけ。
骨格と筋肉はともかく、体重も考え方も日常も変えようと思わなければそのままですし、過去の嫌な記憶も繰り返し思い浮かべているうちは時間とともに消えていくことはありません。

しかし、数年後にメールを送ってくださる方の文面からは、晴れ渡った大海原で帆をいっぱいに広げ、イカリを上げて自由自在に走っている身軽な帆船の姿が想像できるんです。

今と未来の話を簡潔に明るく書いてこられますが、不思議なくらい過去の話が出てこなくなります。
推進力が強くなると、いくつかイカリをぶらさげたままでも走っていけるのでしょうね(´Д`)y-~
これがアメフト選手だったら、誰も彼女の快進撃を止めることはできないでしょう。
そのうちイカリをぶらさげていたロープが切れ、過去の嫌な記憶が海の底に沈んだとき、真の身軽さが手に入るのでしょう。


難しく考えなくても、”年とともに補正”がかかることもあると楽観視するのも悪くないと思います。
私事ですが山奥の牧場暮らしで自炊がメインになりお酒を飲まなくなり、脂っこいものが苦手になり、薄味の野菜のうまさに目覚め、トータルの食事量が減ってきました。
40歳の今は腹八分目ではなく、腹7分目のほうが身軽で調子がいいんです。
市の健康診断でも、オール5に近い成績をいただきました。
腹7分目には若さを保つ効果もあると最近話題になってきています。

腹7分目では食費も安くなり、一番おいしいと思える範囲で箸が置けます。
食べ物を大事にでき、食後も体が重くて苦しくなることもありません。
「おいしいと思えるうちに箸を置く」という心がけだけでも、食生活を変えるきっかけになるかもしれませんね。
腹7分目にしておけば、あとからクッキーくらいつまんでもどうということはありません。

震災からの節電節水、自炊の節食も趣味として楽しんでいます。
牧場仕事が忙しいとどうしても生鮮品の買い出しに出なくなるため、好物の刺身とすっかり疎遠になっていました。
先日3か月ぶりに刺身を買いましたら、生の魚の風味に大感激!
「ちょ! 何これ! 魚が生! うまああああい!」
初めて寿司を食べた外国人のようなリアクションでした。

興奮しながら魚のにおいのする大根のツマで味噌汁を作ってしまったほどです。
放課後の誰もいない教室で、好きな子の上履きのにおいを嗅ぐ男子生徒の気持ちが今、わかった気がします(´Д`)
2012年の管理人のキーワードのひとつは”節食”になるでしょう。


少し話を戻します。
2007年からはサイト運営の傍ら、牧場作りに没頭。
2008年の夏から人に触れられずに育った格安の野良馬を飼い始めたのですが、これがまあ、何もかもが未経験の私にとっては予想の100倍くらい大変だったのです。
今でもそうですが、こちらもわくゴー以上にエキサイティングな毎日でした。
馬の世界は本当に一般に知られていないことばかりで、馬を扱う側がプロとして見せない・言わない部分のほうが圧倒的に大きいわけです。

良く知らない人が見ても
「馬はやさしくておとなしい、人が大好き、いうことをよく聞く」
と思えるようになるまでは、トラブル防止のために見せないほうがいいのです。

跳ね飛ばされて単身格闘しているうちにへこまなくなり体力はつき、馬たちも徐々に慣れてきましたが・・
いきなりやってくる見知らぬ人の対応のほうがもっと大変でした。

周囲に迷惑がないよう山奥へ越してきたのですけれど、毎日のようにやってきて動物の扱いや施設が気に入らないと文句を言う人、たき火をして私の車をこがす人、留守時にゴミやペットを捨てに来る人・・。

番犬は家族以外への警戒心が強く、留守時に敷地内に入ってくる知らない人には歯をむきます。
馬たちもまだ若く人に慣れていない段階で興奮しやすく、危険で近寄れないときも多々ありました。
旧知の知人なら大丈夫ですが、何をするかわからない、知らない人が突然自宅までやってくるのが本当に怖かったのです。
「人に不慣れな個体にいきなり手を伸ばすと危ない」と知らない人のほうが多いからです。
柵を作って看板を立ててつないでおいても、人間のほうから近寄られると防ぎようがありません。
これは無知だった私の判断ミスで、あとから大いに反省しました。
海外でも「友達になれると思った」といってシロクマに近寄った女性がいましたね。


仕事を放りだして一日中見ているわけにもいきませんので、地元への周知が終わった時点で原則立ち入り禁止とし、トラブル防止のため監視モニターをつけて3年間クローズ、無事故と施設作りを最優先に。

あとで法律相談所等で聞いたら、生き物を扱う施設ではどこでも同じような問題が起きているそうです。
「問題を起こさない工夫」が必要なことが身に染みました。
ちょうど同居人の闘病と重なったこともあり、この時期は何だか遠い世界の中にいたような気もします。


激動の2011年、同居人をできる限り彼の望む形で送り、再び取材にも出られるようになったことが今年の一番の収穫。
東北地方の復興を願い、安全性の確認された商品は積極的に購入し、 こちらに引っ越された方へのティータイムボランティアもささやかながらはじめています。

今年は馬たちの訓練も始まり、わくゴーのお客様もご来訪いただきました。
2年も手に負えなかった荒馬がお客様を乗せたとき
「夢はかなった! もう今日から余生でいい!」と思うほど感動しましたね(笑)

本格的な訓練は来年からです。
何頭も引いて歩くために人手が必要ですので、シェイプアップ&スポーツ感覚で田舎体験を楽しんでくださる方のご来場をお待ちしています。

こちらへこられる機会があれば、お気軽にメールください。
今の時期は虫がいませんし、汗をかいても空気が冷たくて爽快です。
ご希望の方にはあったかい豚汁を提供しております♪ 
お問い合わせはこちら  アドレス:myuttara@wakugo.com  
詳細ページ

画像は趣味の節電灯油ストーブグルメ。
そこらへんで採れたものを片っ端から突っ込んで煮ます。
30年ぶりの冬の光景に、心も温まります。


暖冬だった今年、 南房総の紅葉はとても遅く12月中旬でした。

こちらは放牧場の片隅に生えた通称
”ど根性もみじ”です。

生えているところがすでに崖っぷちで、根っこも半分地面から浮いています。

さらに、馬にかじられて樹皮が半分なくなってしまいましたが・・


残った側の樹皮を分厚くし、流れてくる馬糞で年々大きくなっています。
特に今年の紅葉は、今までで一番見事です。
残された私も見習って、これからもたくましく生きていきましょう(´ー`* )

優雅に朝ご飯を食べ、お昼に座ってお茶を飲めるようになったのもやっと今年から!です。
来年も多方面から元気に書き散らかしていきたいと思います。

今年も一年間、本当にお世話になりました。
2012年が、皆様にとって光輝く特別な一年になりますように。


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