2011.8.8 思わぬところから牧場にお客様が見えました

先日我が牧場にスペシャルゲストがやってきました。
TOKIOのリーダー、城島さんと松岡さんです。

2007年から5回目の夏を向かえる当牧場。
単身ですのでとても時間がかかっていますが、ようやく施設もある程度整い、果樹園のオリーブも実を結び、除草担当の馬たちも落ち着いてきています。
挿し木をしたオリーブもだんだん成長し、来年には植え替えたいと考えています。

それで「果樹園を作るため竹を切って欲しい」と、鉄腕DASH!という番組にお願いし、それが思いがけず実現。
(放映後ですので書きます)
事前に何度も訪れたスタッフの方もとても丁寧で、気持ちよく 整地中の裏山にご案内させていただきました。
14日に竹を切る光景が放映され、 数分ほどお二人が竹を切るシーンを見ることができました。
見慣れた竹やぶも、カメラを通すと実物より大きく立派に見えて驚きました。
当日は邪魔にならないよう、カメラの中に入らないように走り、転んで足をくじきました(笑)

DASH村の明雄さんのファンで、引っ越してくる前に本を買ってそれを読みながら土地作りをすすめたものです。
農業経験がゼロですので書かれている通りに農協へ行って聞いたりもし、
「失敗したらスーパーで野菜を買ってくればいいんだ」という優しい語り口に肩の力が抜けました。

これは自分がやってみないとわからないのですが、実際その通りなんですね。
理想どおりに物事を進めようとすると莫大なお金がかかりますし、無理も生じます。
知っていても作物がその土地に合わなかったり、技術がないと出来ないこともいくらでもあるんです。

素人農業は思わぬ事態も次々に起こりました。
植えつけたオリーブの根元がうまく排水されずカビが生えたり、 家畜たちに樹皮をむかれて丸裸にされたり、カタツムリが大量に涌いて葉っぱが全部なくなったり、大雨で受粉せず実がつかなかったり、猛暑で挿し木が全滅したり・・・
そのつど青い顔でうろうろするわけです。
が、体力がつき手のひらの皮が分厚くなり、軍手がいらないころには何とかなってきます。

そして2011年。
思わぬ震災の被害でDASH村の施設は閉鎖しているとのこと。
村にかかわる皆さんも、ばらばらに生活することを余儀なくされているそうです。
うちの竹が、明雄さんたちをはじめ福島の皆様を喜ばせる夏祭りのお役に立ててとてもうれしかったです。
一日も早く、皆さんが生まれ育った地に戻ることができますように。
竹はまだいくらでもありますので、工作などで欲しい方にはお譲りしようと考えています。


現場はまだまだ工事中。
馬たちも訓練をはじめたばかり&私一人ですので、怪我のないよう少人数限定で受け入れていこうと考えています。
わくゴーのレポに登場してくださった方、応援クリニックの方、震災の影響でこちらに避難している方から順に当牧場へご案内の予定です。
体力自慢の助っ人も募集していきます。


ここ数日はベランダに出来たスズメバチの巣と戦っています。
すでに3段になっており、働きバチもたくさんいて危険です。
高枝切りバサミの先端に殺虫剤をつけ、壊しながら噴霧しています。

裏山には森林性のオオスズメバチもいます。
都会から来た人はみなとても怖がりますが、単に好奇心で寄ってきているだけですのでじっとしていれば大丈夫です。
とっさに
「大丈夫、女王ですから刺しません!」と言うと、みなさん
「なあんだ、刺さないのか」と安心してくださいますね。

ウソです(´Д`)y-~
長い説明をする間にパニックになると逆に危険。
10秒有効ならOKな、罪のない大人のウソを提供しているだけです。
たまに後で「あれ、ウソなんですよ」といい忘れます。
こっちのほうが問題です。

 


おまけ
「お客様の中に、キノコに詳しい方はいらっしゃいませんか! 
おきゃぁくさまのなかにぃ〜 キィノコに詳しい〜 方はぁ〜」と叫びたくなる画像です。

馬小屋の横の切り株に出ています。
濡れているときはなめこっぽく見えます。
ニガクリタケかと思ってニオイをかいでみましたら、シメジのようなニオイがしました。
意を決して少し口に入れると、苦味がありません。
(毒のあるニガクリタケはすごく苦いそうです)


二日後。
バーベキューの席で
「たぶんクリタケです」といいながらキノコを焼いてみました。
キノコの世界での「たぶん」は、あの世とこの世の境目くらいの重みのある3文字になります。

まずは「私が倒れたら動物たちの世話をどうするか」という話から入ります。
幸いなことに牛を飼っている人たちが「大丈夫、見てあげる」と言ってくれました。

キノコからは香ばしい香りがします。
「これは食べられるもののニオイである」と己の野生が言っています。
大丈夫だろうと判断し、やっと口に入れました。
歯ごたえがあり、甘みと独特の香りがあります。
「おいしい」といって二つ目に手を出すと、周りからも手が伸びました。

3本くらい食べて様子を見ましたけれど、翌日も大丈夫でした。
人は昔からこうやって己の野生と相談しながら食べられるものを増やして来たんですね〜
切り株だけでなく、馬糞からも自然に生えてくるので、バフンタケと呼んでいました。
これからもうちではバフンタケと呼ぶでしょう。

乾燥させると良いダシがでるそうなので、残りのキノコはそうしてみます。

コラムインデックスへ  TOP ページへ