簡単な体脂肪についての知識 男女差
世の男性はおおむね脂肪吸引には否定的なのですが、中には「この脂肪を手術でどうにかしたい」と考えていらっしゃる方もいるようで、男性からもカウンセリングについてのメールをいただくケースが増えてきました。そこで、体脂肪についてわかりやすく説明しておこうと思います。
まずはおおまかなあなたの理想ウエストを知ってください。
身長(cm)×A=理想のウエストサイズ(cm) A値
| 性別 |
20代 |
30代以上 |
| 男性 |
0.45 |
0.46 |
| 女性 |
0.39 |
0.40 |
この数値が実際の数字と大きくかけはなれていると要注意・・のようです。そして、男性と女性の脂肪のつき方の違いについて、です。
女性の場合はもともと男性に比べて脂肪の量が約1.5倍。女性ホルモンの働きで皮下脂肪がつきやすいために、ダイエット関連雑誌などでよく言われる「洋なしタイプ」の体型になりやすいんですね。新陳代謝がゆるやかになる中高年以降から、下腹を中心に、お尻やふとももにも脂肪がついていきます。
余分な脂肪がつく最大の原因は過食で、一度溜め込んだ皮下脂肪は非常に取れにくく、取るにはついた時間の3倍以上が必要なのだそうです。その上、皮下脂肪は上半身が落ちやすいのですから、「ダイエットしても胸から痩せて・・」は本当なのですね。
一方、男性のおなかはみなさんご存知のように、「りんごタイプ」 と呼ばれます。女性よりもやや上の方を中心に、おなかだけがぽっこりしている方が多いですね。これは主に内臓脂肪によるもので、腸管膜などに脂肪が蓄積されているのだそうですよ。こちらも過食はもちろん、タバコ、ストレス、アルコールが原因です。また、男性は女性よりもベルトを締める機会が多いので、余計に自分のウエストに関心がいくのでしょう。「ベルトの穴二つ分」なんて、よくいいますものね。
回復の過程に関して、男性のほうが筋肉が多いため、回復に時間がかかることもあるようです。
女性の体験談と比べて落ち込むより、”筋肉質なんだからもっとかかることもあるかも”という風にリラックスしてお考えください。
そして、脂肪吸引で落とせる脂肪は、力を入れたときにも楽につまめる部分の何割か、です。
(女性のバストはほとんどが脂肪ですから、力を入れてもやわらかいですね)
ですから、ウエスト100cmの男性でも、そのほとんどが内臓脂肪ですと、脂肪吸引でおなかを引っ込めることはできません。食生活を見直し、ちきんと睡眠をとり、適度な運動を心がけることによって内臓脂肪はだんだんとその量を減らしていきます。
なによりうれしいことに、女性の皮下脂肪よりダイエットの効果が現れるのが早いそうです。生活習慣病との関連づけも気になるところですので、気まぐれなダイエットプランではなく、長期的な視野を持って徐々に落としていくのが正しい姿勢ではないかと思います。
男性のみなさんへ:ご自身の脂肪の性質・つき方などを客観的に知っていただくために、実際にカウンセリングされることをお勧めします。
プチ整形を希望する男性の姿も、ここ数年増加傾向にあります。女性患者の付き添いで来院している方もいるようです。
相談するだけでも気持ちがすっきりするかもしれませんし、ドクターの健康管理の下、今までと違ったダイエットのきっかけになるかもしれません。
健康診断もかねるつもりで一度クリニックを訪れてみてはいかがですか? |