| 部位別・回復の過程 上半身のほうが比較的回復が早くなります。 ほほ、あごは回復の早い部位のひとつです。 もともと血流が多い、むくみやすい部位だけに、術後すぐにお酒を飲んだりすると派手に腫れることがあります。 職場に絶対内緒で、という方は、できる限り長いお休みを用意しましょう。内出血が目の周りに降りてくることもあり、それが消えるまでにかなりの日数を要することもあります。メイクでカバーを。 二の腕 バンテージで圧迫固定される数日の間は、洋服の着脱や洗顔、髪の毛のセットといった動作が大変です。セットできない髪は、帽子をかぶればごまかせますし、洗髪は美容院でやってもらうのもいいでしょう。人によってはヒジから下がはげしくむくみ、ペンを持つことすら難しくなることもあるので、念のために大事な試験の直前に受けるのはやめたほうが良いでしょう。使えなくなるともっとも不自由な手ですが、全体的に回復の早い部位のひとつであり、一ヶ月もあればおおむね大丈夫です。 マッサージは、お風呂上りにオイルなどを塗って、下から上へなでるように行います。 むくみがはげしいときは、枕などで心臓より高い位置に保ち、脇よりヒジ、ヒジより手が高くなるようにし、腕は軽く曲げて眠ります。このとき、下に曲がらないように注意しましょう。 また、腫れた手で重いものを持ったり、テニスのような「腕を振り下ろす」スポーツはむくみが強くなりますので好ましくないようです。 腹部 歩くことにも手を使うことにも影響がないように思えるのですが、意外と日常生活では腹筋を使っているものです。ベッドから降りるとき、ドアの開け閉め、車の乗り降りの際に痛みを感じます。洋式トイレに座るときの痛みは軽いので、太ももほどは不自由しません。 しかし、お子さんがとびついてきたり、ペットがじゃれたりといった間接的なボディブローはかなり効きます。 ふくらはぎ・足首 足首付近では、血圧計の水銀柱で80mmHgの圧がかかるため、一度むくむと回復にやや時間がかかります。足を高くして眠り、むくみが引いている上体で圧迫ソックスや医療用ストッキングをはくと良いでしょう。 また、左右の足について、ツッパリ感や腫れなどの顕著な差が出ることが珍しくないのです。 もともとが筋肉質で、ついている脂肪も他の部位に比べると少ないのがふくらはぎ。 脂肪吸引以外にも、脂肪溶解やボトックス、むくみ軽減体操といった選択肢も考えてみてください。 太もも・お尻(腰) 人体の要の部分でもあるこの部位は、すくなくとも上の二つよりは強い意志をもって挑んでいただきたいと思います。今日手術して、明日は仕事というスケジュールしか組めないという方を止めることはしませんが、それ相当の気合が必要になります。 手術直後にはトイレにすわることすらままならないので、紙コップを使って用を足すととても楽です。(お尻の下部は痛みを感じやすいのです) 陰部の下、つまり太もも付け根の前はぷっくりと膨らんで段差になりやすく、なぜか左右差も出やすい部位です。 時間の経過とともに落ち着いてきますが、心配な場合はすぐにクリニックに相談しましょう。長い人ですと半年〜一年くらいは違和感を感じますが、ほとんどの場合2ヶ月くらいで日常生活に支障がなくなります。正座などは長い方ですと一年以上で着ない場合もあるようです。 このページは、みなさんの体験談から集めたおおまかな目安です。 どこの部位にも共通していえることは、脂肪が多かったり、硬かったりして手術に時間がかかったケースでは術後の痛みが強く、回復がやや遅くなる傾向があるということ。もっとも効果を感じにくいのは、もともと太り気味の方の腹部です。また、順調な回復の証として、術後しばらくするとコウシュク(手術した部位がこちこちに硬くなる)、一時的な左右差、凹凸やかゆみが出てきます。 コウシュクや凹凸は時間が解決してくれますが、かゆみが我慢できないようであればクリニックに連絡して薬を処方してもらったほうがよいかもしれませんね。眠れないようなかゆみまで、じっと我慢してストレスをためることはありませんし、市販の飲むかゆみ止めも薬局で手に入ります。術後は他人と比較して一喜一憂する時間があったら、好きなこと、楽しいことを探して、リラックスする毎日を心がけましょう。わざわざストレスを探してくるような状態を作って、もっとつらくなってしまうのは自分自身です。 |