私たちは燃費のいい国産車?! 皮下脂肪が増えていく理由

皮下脂肪は、免疫系など体の機能を正常に保つために必要なホルモンなどを作り出していますし、正常な月経をもたらすためにも22%以上は必要なもの。適度な脂肪は生きていく上でなくてはならないものなのです。

10代〜20代くらいまでの女性は、何もしなくとも消費するカロリーが多いので、極端な大食いを避ける程度でスタイルを容易に維持できます。車にたとえるなら、1リットルで数キロしか走らない、燃費の悪い大排気量のアメ車のようなもの(笑) この年齢的はピークは12〜14歳くらいとされています。学校帰りの買い食いも、晩御飯前には消化されていますね。

ところが30代以降になってきますと、積極的に運動をしないと筋肉が減り、それに伴ってエネルギー消費量も減っていきます。いうならば、燃費のいいリッターカーの国産車へと変貌してゆくのです。一見、ものすごーく得なような気がしますが、エネルギーを必要としない=エネルギーがあまる、ということです。

12〜14歳の女性が必要とする最低限のエネルギーは、一日1340kcal。
ところが30〜49歳の女性は、1170kcalで十分なのです。その差、実に170kcal。一年間で 170kcal×365日=62,050kcal!!
脂肪は1gが9kcalですから、12歳の娘と40歳の母親が同じ運動量で一年間同じ量の食事をしたとすると、母親は体重にして7k近くも太ってしまう計算になります。あくまで計算上の数字であり、体質も大きく影響しますが、今までどおりの食事と運動量ですと、確実に太ってしまう、というわけです。

また、(書いてて耳が痛いんですが)アルコールの摂取によるカロリーオーバーにも注目。
炭水化物やたんぱく質は1gが4kcalですが、アルコールは1g7kcalという大きなエネルギーを持っています。
ビールたくさん飲むから、ご飯いらない・・でも、カロリーはしっかり取れすぎてしまうということですね。

有名な単品ダイエット(りんごだけ、トマトだけ、など)では、脂肪以外にも水分と筋肉が落ちますので一時的に体重が減りますが、筋肉が減ることによって体脂肪エネルギーの消費が落ちてしまい、皮下脂肪がより蓄えられやすくなってしまいます。リバウンドを繰り返すごとに、太りやすい体質が作られていくという恐ろしい罠が待ち受けているのです。 

幸い、筋肉は高齢になっても運動で増やせますから、適度なカロリーセーブとあわせて余分な皮下脂肪をためない体作りを目指すことです。
脂肪吸引を受けた部位には確かに脂肪がつきにくいのですが、今までどおりの食事と運動量では、加齢に伴ってだんだんと体系維持がむつかしくなっていきます。
(参考文献・ナツメ社 なぜ太るのかやせるのか 蒲原聖可著)

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