いよいよ手術当日!

朝8時からの手術なので、二時間前の6時には現地入りしなければならない。

4時半起床、まだ暗い5時半には出発。
雨の日だというのに、全自動の散水機がぷしゅぷしゅと夜通し水をまいている。
(こちらではめったに雨が降らない)

これから私たちが訪れるところは、美容外科ではない。
手術センターと呼ばれる、病院内の医療施設だ。
アメリカでは美容外科ではカウンセリングと診察、術後のチェックを行い、手術は手術センターにて行うことが一般的なのだそう。

通常は地元のクリニックで健康診断や検査を行い、病気になったときだけホスピタル(病院)に行くのだそうな。
日本だと気軽に検査のためや薬をもらいに行く感覚で「病院いってきます」という人もいるが、アメリカで「病院へいきます」というと「大変な病気なの?」と周囲の人が驚くらしい。

朝6時、病院に到着。
こんな早朝にも、待合室には患者さんがたくさん待機している。
雰囲気は日本の病院よりも明るく、キャンディーやコーヒーのセルフサービスも置いてある。

待機する間に、手術の同意書に目を通すクリスさん。
一行ごとに「認証しました」という意味のイニシャルを入れ、最後に署名をしていく。
その枚数、なんと8枚! 

今回特別に手術室に立ち入り許可をいただいた管理人も、承諾書にサインする。
「周りのものに触らない・失神しない」などの項目がある。

待合室のテレビを眺めていると、医薬品や保険のCMが目に付く。
アメリカでも高齢化が進んでおり、健康や保険が一大ビジネスになっているとのこと。

7時半すぎ、術着に着替えて点滴の準備をすませたクリスさん。
「こちらでは、○時間前から禁飲食ということではなく、一律ミッドナイト(深夜)からダメといわれるのでわかりやすいですよ」

ふと、深刻な表情になったかと思うと
「 天国のおじいちゃん、どうか私を見守っててくださいね・・」

こんな爆弾娘でも、緊張することはあるんだね(´ー`* )

「 あっ。ごめんなさい、じいちゃんまだ生きてました!」

つかみはばっちりだ。

ポースチィ先生。
サイトはこちらhttp://www.poustiplasticsurgery.com/
直訳すると”ポースチィ美容外科”でしょうか?

クリニックからのメッセージ
Pousti医師は、胸の手術とボディコントーリングを専門としています。こちらのオフィスで、最も人気なのは、豊胸と、タミ−タック(お腹の脂肪・たるみ取り)です。

瞼と鼻の手術は、こちらでもとても普及しています。
Pousti医師が患者さんと会う時に気をつけることは、患者さんが、健康的に良い状態にあり、手術を“正しい理由”から行っているということです。
手術は、ご自分の為にするものであり、他の誰かをハッピーにする為に行うものではありません」

脂肪吸引についてのFAQを翻訳して読んでみたが、日本で私たちが知識として知っていることとほとんど同じだった。

日本では「リポ」と呼ぶが、こちらでは「ライポ」と呼ぶらしい。
ボディコントーリングとは、体のラインを綺麗にするというイメージで、脂肪吸引、タミータックをさすもののようだ。

http://www.poustiplasticsurgery.com/photo-gallery/
こちらのページでは、モニターさんの年齢や身長体重、性別、肌の色、バストのカップ、インプラントのサイズ別の画像が見られる。
お客さんのほとんどが日本人である日本のクリニックとちがい、さまざまな人種の患者さんが訪れるので、このように詳細化しているのだろう
人気のたるみとり(Tummy Tuck)も検索できるので、興味のある方どうぞ。

マーキングの開始。

どこの国でも、デキる男は作業が早いです。

この×印の位置は、腰骨。

ここは吸引しないという意味だろう。

あっと今に描かれた、芸術的な渦巻き模様。

こちらは彼女の吸引前の画像。

マーキングした位置を吸引すると、キレイなシルエットが出来上がるというわけだ。

立ち入り許可をいただいた管理人も、着替え+マスク、ヘアキャップ。

そして靴カバー。

靴を頻繁に履き替える日本では見たことがないので、最初なんだかわからなかった。

カメラに手を振るポースチィ先生と、笑顔のクリスさん。

ナースのみなさんとにこやかに。

こちらでは、ナースさんにも麻酔担当、ドクター担当というふうに、細かく担当部門がわけられているそうだ。

いよいよ8時。

オペ開始時間がやってきた。


全身麻酔がかけられた彼女は、3秒で眠ってしまった。すぐに気道へ管を挿入。

この瞬間から、ポースチィ先生とナースさんたちが最高速で動き出す。
尿道への管も、手際よく入れていく。

ポースチィ先生が、クリスさんの目にテープをはる。

全員で力をあわせて、クリスさんの身体を横向けに。

ええっ! 横向け?

日本では見たことがないので、驚いた。

まくらで首を高くし、腕と足にもクッションをはさむ。

吸引に使われる器具は、日本で見るものとほとんど同じだった。

あっ。

これもみたことがあるぞ。

カニューレの先端。

互い違いになっている。

消毒がはじまった。

なんと!

チョコレートソースのような消毒薬だ。
液体の消毒薬しか見たことがないのでちょっとびっくり。(日本では、静脈に直接栄養をいれるような処置のときに挿入部分の消毒として使うそうです)

どこからどうみてもチョコレートバナナのようで素敵よ、クリスさん。

これをスポンジですばやく塗り広げていく。

ポースチィ先生が手術着に着替える。

後ろの紐を前に一回くるりと回して着用するので、そのたびに先生が軽やかにかかとで一回転するのがかっこいい。

穴を開ける位置をマーキングしている様子。

生理食塩水の注入。

「ワンハンドレッド」という声が響く。

日本の

「100ccです」とおなじですね。

ポースチィ先生の動きをみながら、生理食塩水のボタンを押しているナースさん。

手早く手術部位に生理食塩水を注入していくシーン。

このあたりは日本と同じでした。

 

 

吸引が始まります